これまでの医療従事希望しゃと、震災後の医療従事希望者の数や内容はずいぶん違ってきたように感じます。これまでは、収入の面で安定しているとか、資格は持っていた方がよいといった、そんな客観的な視点から、就職先を決めていくような路線もあったと思いますが、震災後は、必要とされるので、ぜひ志願したい、人の助けになりたい、なんとかしたい、という切実な思いでいっぱいになった人も多いでしょう。
消防士として、業務中に亡くなられた方の息子さんもまだ10代前半なのにもかかわらず、将来は消防士になると、強く心に決めたそうです。やはりお父さんの死がきっかけとなり、そしてまた、お父さんを誇りに思っての決断だと思います。他にも、医療従事者希望は、男女にかかわらず、希望者が増えているようです。将来は首都医校に進んで、利救急救命について学習したいという生徒もいると聞きました。
こう具体的にどういう道に進みたいか、というのは、震災後にはっきりしてきたということもあるかもしれません。目の前で苦しんでいる人になにもしてあげられないもどかしい思い、自分がもし看護士なら、応急処置をしてあげられるのに、と思った人もいるでしょう。でも、学習したい意欲があれば、一般の人でも、応急処置は学べます。そういう気持ちを持ったということが大切ですね。本格的に医療関係に進みたい人は、その道でしっかりと勉強してください。